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    • 2017.10.01 Sunday
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    ばあさんの死

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      ばあさんが、亡くなってしまった。


      あまりにも突然の事でした。


      3月3日の早朝7時頃。


      親父に電話が掛かってきた。


      声を荒げて応える親父の様子に、とても嫌な予感がした。


      それは、ばあさんが倒れていたという、見付けてくれた隣のおばちゃんからの電話でした。


      何かあれば連絡をくれるのですが、それが外かどこかでこけているのかと思えば、浴槽だというので大変な事になっていると。


      慌ててばあさんの家へ向かいました。


      行くと救急隊の方が通してくれ、家へ上がり、すぐある風呂場を覗くと、浴槽から頭が見えました。


      現状維持でそのままにしてある為、ばあさんは浴槽に入っているままでした。


      近寄ると、あまりにもむごたらしい姿でばあさんはそこに居ました。


      ばあさんは、こんな所で死んでしまいました。


      風呂に入っているので、半日以上経ってからようやく見付けてもらった事になります。


      顔を見ると、苦しんだ様子も見られず、眠っている様でした。


      自分も震えましたが、親父の悲しむ姿を見ると、一層たまりませんでした。


      散々冷たい思いをしてきてるばあさんなのに、まだまだ安置させてもらえません。


      しばらくして、警察が来て色々と調べてました。


      迷惑をかけたのは、やはり近所の方達。


      隣のおばちゃんは、第一発見者になる為、何度も何度も同じ事を聞かれたりと、本当に申し訳無かったです。


      親父は、亡くなる直前にばあさんに会ってるのです。


      3月2日の夕方、仕事終わりにばあさんの家へ寄った親父は、玄関外で少し話をしてから後にしていた。


      その時すでに釜を焚いており、風呂に早く入るばあさんはその後風呂に行ったと考えられる。


      別段変わった様子も無く、ごくごくいつものばあさんで、この少し後に命を落とす等と微塵も感じられなかったと。


      最後に会っている分、何であの時連れて帰らなかったのかと悔しがってました。


      救急隊員の方の話では、部屋の電気もストーブもコタツもTVもヒーターも付けたままだったらしいので、本当に風呂へ行ってまた戻ってくる、いつもの暮らしの最中での出来事だった事が分かります。


      全て付いていたという事で、ストーブやコタツやヒーターが燃え移って火事にならなかった事は良かったなと思いました。


      10数時間、全て付いたままだった訳ですから。


      警察や鑑識もぞろぞろとやって来て、色々調べていきます。


      身内も少しずつ集まってきました。


      それなのに、ばあさんの顔を一目も見られないのです。


      数時間後、今度は病院で死因特定や死亡診断書を書いてもらわないといけないので、ばあさんは運ばれて行きました。


      数時間後、ばあさんが帰って来ました。


      顔に化粧をされて戻ってきたばあさんですが、やはり見た目には眠っている様でした。


      死因は、心筋梗塞。


      死亡時刻は、推定で8時頃とされましたが、8時頃には眠る人だからと我々の見解では親父を見送ってからの6時台〜7時台と見ました。


      風呂から出ようとした時か風呂へ入ろうとした瞬間に、ショック死してしまったのでしょう。


      浴槽に横たわっていたばあさんや布団の上で動かないばあさんの姿を目にしても、どこかで納得がいかないというか、嘘だろう?と信じられないまま。


      何度見ても、そこにはいつものばあさんが。


      いつもの様で、いつもとは違うばあさんが。


      このまま100歳は、普通に生きるんじゃないかと。


      ばあさん本人を含めて、誰もまだまだ死ぬなんて思ってはいなかった。


      元気でした。


      足が痛いとは言ってましたが、毎日畑仕事をしたりと動いてました。


      だからこそ、誰も信じられない。


      親父にしてみれば、さっき話したばかりだ。


      何もかもむごくて、簡単に言えば現実逃避。


      そんな日々です。


      信じたくないし、信じられないのに、時だけはあまりにも駆け足で過ぎていきます。


      淡々とと言えば、正解なのでしょうか?


      無情さを感じます。


      あっという間に葬式となり、出棺され、ばあさんは骨となりました。


      あの元気だったばあさんが。


      そして、初七日まで迎えました。


      落ち着いた様で、落ち着かない。


      ただ素早い時の流れに身を任せているだけ。


      何故かそこにばあさんが居ないだけ。


      意味が分からない。


      それに尽きます。


      嫌でたまらない。


      葬式には、沢山の方が来てくれました。


      ばあさんが、ひろく顔を知られ、親しまれていたから、皆涙してくれました。


      お骨となったばあさんは、足が全く残ってませんでした。


      足は確かに悪かったけれど、ここまで骨が残らないとは。


      足が無い分、小さかったばあさんが、さらに小さく感じられました。


      自分は、腰だか腕あたりのお骨を壺におさめました。


      遂にばあさんは、小さな箱に入ってしまいました。


      数日後、初七日も行いました。


      ごくごく身内の集まりで、ばあさんの生前の話などに花を咲かせました。


      ばあさんが生きている間、ほとんどばあさん家に泊まる事はありませんでした。


      行く事はあっても日帰り。


      子供の頃は、年末年始や長期の休みによく泊まっていた気がしますが、高学年、中高生となると、そんな事はしなくなりました。


      そういった事が、早くにじいさんを亡くして一人暮らししていたばあさんを寂しくさせていたと思います。


      亡くなってしまった今頃になって後悔しても仕方無いのですが、本当に申し訳無さと情け無さが込み上げてきます。それもあって、連日の様にばあさんの家に泊まってます。


      もう、ばあさんは居ませんし、化けても出てきてはくれません。


      田舎は日中も夜も寒く、暗く、寂しい所です。


      こんな所と言ってはアレですが、こんな所にひとりぼっちで暮らしていたばあさんの事を思うと、胸が締め付けられる。


      悲しくてたまらない。


      ばあさん、ごめんなさい。


      何もしてあげられなかった。


      迷惑と心配ばかりをかけたままでした。


      最低な孫でした。


      最悪です。


      いつだってばあさんの事は頭にあり、アレしてやろうコレしてやろうなんて思い浮かべるばかりでした。


      何をしてやれただろうか。


      ばあさんの思い描いていた様な、立派な青年になれなくてごめんなさい。


      助けてあげられなかった。


      こんな最期にはならずに済んだ道、絶対あったはず。


      俺がしっかりしていれば、もっと長生き出来ただろうし、幸せだったはず。


      話も全然聞いてない。


      もっといっぱい話せば良かった。


      ばあさんについて知らない事が山ほどある。


      後悔しかない。


      何もかもありがとうございました。


      本当にごめんなさい。



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        • 2017.10.01 Sunday
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        コメント
        ♪さん、お言葉ありがとうございます。

        皆そうなんでしょうかね。

        後悔は尽きませんし、これからもその時々で悔やむと思います。

        ばあさんが笑顔で見守ってくれる様な行動をとっていかないといけませんね。
        • hiroki
        • 2017/03/11 12:14 AM
        わたしも母を亡くして
        似たように思いました。
        亡くして気づき、たくさん後悔しました。
        胸が締め付けられます。
        亡くされたばかりでお辛いでしょうがおばあちゃんのためにも
        前を向いていけたらいいですね。
        • 2017/03/10 12:20 AM
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